やられた…(ハイジ感想・48話「小さな希望」)

ある驚きの余り、クララが自分ではそうとは意識せずに立ってしまう話。

有名なクララが立ったー!の前に、一度がクララが立つ話があると聞いてはいたのですが、こんな感動的だったとは…。この辺の感動ポイントはおばあさま視点なんで人によってはツボらない人もいるかとは思いますが、私はクララを思うおばあさまの心に打たれたよ!

おばあさまはクララの行く末を相当悲観していたのですね。優しいけど落ち着いた態度は諦めの表れ。そして子どもたちを楽しませてやるけれど、イマイチ一歩ひいた感のあったのは一時の慰めを孫娘に与えるしかないと思っていたからなんですね!確かに、一生車いすでは当時のことですから社交界デビューできないし、結婚もおそらく無理だろうし、早死にする可能性だってあるし。そうか…ゼーゼマン家の不自然さ、特にパパンのうさんくさい明るさは、絶望を見ない振りしているがゆえだったのか…!正直、ここにくるまで全く思い至らず…自分が恥ずかしい!

おばあさま…わたし、誤解していたよ…!おばあさまは結局は保身に長けた大人なんじゃないかと思ってたよ!

そしてロッテンマイヤーさんが最後まで言わなかったアルムの人びとへの感謝の気持ち。ハイジを奪ったことへに謝罪。全部やっていきよりました。主にデーテとロッテンマイヤーのせいなのに!

ずーっと落ち着いた演技だったのに、ここへきて感情全開のおばあさま。声優さんの力はスゴイなあ。喜びの余りクララを立たせようとプレッシャーをかけてしまうのですが、無理もないという気持ちが伝わってきました。

もともと、けっこうツッコミどころ満載のアルム(代表ハイジ)にもまずは「おやまあ」と驚くも、心静かに自分の思うことをなす。…出来た大人というのは、余計なことを言わないものなんだね…。やはり、おばあさまは偉大。育ちの良さとか上品さでは括れないひとだったのでした。

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しかし歩けないということをここまで正面切って可哀想だと言えるのは、原作が昔の児童文学だからだね。今だったら、ここまで来る前にクレームはいってそう。(歩けることが幸せとは限らないじゃないか!とか)

でも栄養をとって自然に触れて子供らしくしていたら歩けるようになるって、実際なんの病気だろう。虚弱体質の一つ?歩けなくなるのは秘密の花園のコリンもそうだったけど、ある種の「お約束」だったのかな…?