Maroyaka Magazine
         

■このページの短縮URL
http://tinyurl.com/y4b5x3jf

銀河英雄伝説@takarazuka(2012年宙組)

2018/11月後半初見

後味スッキリ・喉ごし爽やか銀英伝

 

兄貴が見ていた旧アニメの銀英伝をふまじめ~に見ていたのが二十年前くらい、はるか昔。
印象的なシーンはちょろちょろ覚えているけど、あらすじすら覚えてないレベル。

…なので、ストーリーを把握しながら見ようと思ってストップと巻き戻しを多用しながら見ていたら、見終わるのに数日かかった。なにがどうなっているのかは一応わかるものの、内容はツメツメで、たくさん出てくる人名と状況を把握しながらセリフを聞き取るのが難しかった。

オーベルシュタインが暗躍し始めるあたりで、もう主要人物の気持ちの流れさえわかればいいやwと開き直って単語を無視し始めたらスムーズに見れるようになった。(このへんから実際、ドラマが盛り上がるせいもある)

**

キャラクターはやはりラインハルトがめっちゃきれいでかっこいい。
声音がねー。氷のように冷たく端正で、それがたまに優しい声を出すのがたまらん。

まぁ様演じるキルヒアイスは爽やかで誠実そうで足が長くて目がウルウルしててほんとイイやつだなと。声と体のまっすぐさが見ていて気持ちよく、キャラにフィットしている。要は死ぬシーンが泣ける。
宝塚だから、ってせいもあるけど、艦隊戦もハッキリは出てこないもんだからライ&キルだけ見ると「オスカルが男だった場合のベルばらif」に見えてくるなあ。
二人の歌う「フレイアの星」は蒼氷色の瞳と並んで物語を支えるテーマソングになっていると思う。ショーで編曲されたverもかっこいい。

その、ヒルダみりおんさんの「蒼氷色の瞳」はまっすぐで清潔感のある声がハマった名曲で、聴いた瞬間に秒でituneで買った一曲。アンネローゼとジェシカのぶん、登場シーンが削られているが健気な役どころでかわいい。(アニメではどうだったか忘れたw)

ヤンはめっちゃ良かった。翼ある人でもそうだけど、難しい役どころをクリアしてくれる人がいると劇全体の強度が高まる。ジェシカが死んだときの反応描かれてなかったけど、原作もこうだっけ?? 残念ながら最後のほうは出番が少ないですね。

しかしコイントスの件といいアンネローゼの入内といい、大事なところで女性の当事者ほっといて話が進むあたり、銀英伝ってホモソーシャルな世界だなと。だからやおい人気があったのかね。

**

このときのジェンヌさんたちは2018年現在ではもう退団している人ばっかりだが、主要キャラ以外も平均してかなり背が高く、スタイルが良い人ばかりで見ごたえがある。戦闘シーンもダンスで表現しているので、お得感がある舞台だった。生で見れた人は良かったなあと。

あとお気に入りは今夜だけは恋人でいて~と将兵たちが歌うシーン。
それぞれのキャラクターの見せ場になってるし、決戦前にこれ持ってくるとこがロマンチック。キルヒアイスはもう少し欲張っていいのよ…。

ショーも劇中のモチーフを生かした衣装や振りでかっこよい。かなめさんの羽根、普通のトップよりでかくない?ものすごい高さがあるように見える。
ラインダンスでファイエル!はやられたw 卑怯ww

観てるときは細かいところがなかなか飲み込めなかったが、アバウトには流れがわかるし、複数観劇を前提にしてるだろうから、まあ問題ないのかな。なんやかやでラインハルト可哀想…って気分になって盛り上がるし、見たあとスッキリとした気分で終えることができる。
原作…というか世界観はわかってるといいが、お得意の市民革命シーンもあるので、全く知らん人でも「宮廷劇のある未来モノ」としてなんとか成立する気もする。

ファンなら見ておくべきなのは確かだと思う。なかなか面白かったし華やかだった!